神宮外苑花火大会@無料席

私は如何にしてそれほど早い時間に現場に行かずとも割と良い場所で神宮外苑花火大会を見ることができたか

そもそも国立競技場の公園のどこかで地べたに座って花火を見ようと思っていた。
当日に行くことを決意したもんだから信濃町駅に到着したのは午後6時頃。



人の波に任せて先に進むと「チケットを持ってる人はコッチ(公園内)、チケット無い人はコッチ(先に歩き進む or チケット売場へ)」

と誘導されるがままに、チケット持って無いし、チケット買う気もなく歩き続けると、ついには球場にたどり着いてしまった。

Bのあたり。

ココ迄来て気づかされたが、もちろん球場に入れるワケでなく、警備の声に耳をすませば「無料席は用意されておりません、チケットの購入をお願いします」
最初から言ってくれよ!もしくは、駅でチケット売っておけよ!
でも1人2000円かよ。

周囲にもゾンビのように目標もなく、球場からUターンしたり、球場の横をとりあえず通り過ぎていく人の群が。(3割浴衣)

なかば途方にくれつつ、球場手前のお手洗いのある小さなくぼみに腰を降ろしている連中に混じって、垣根の辺りに座ってみる。

歩道に座っていたり、立ち止まっていると、すぐさま警備員かポリスが来て「歩行者の邪魔になりますので、立ち止まらずに歩いてください」と言われ、あてどなく流浪の民となるのだが、なるほど、お手洗いの手前の小広場は歩道ではないから、警備員もポリスも、用を足しには来ても何も言わないのだ。

球場はすぐそこなんで、花火が始まったらば、ゆるゆると辺りをビール呑みながら歩けばいいか。くらいに考え、とりあえずそれまでのエネルギー消耗を控えるために、多少お手洗いからのサワデーっぽい香りをガマンして1時間ほど待ってみる。

ストリートビューで観るとこんな場所)


途中ポリスが1人「ここで座ってみないでください。立ってください。そこに座れると他の人がココにたくさんくるかもしれません」と注意しにきたのだけど、「おまわりさんの役目もわかりますが、ココに居てはならない法的根拠はなんでしょうか」的なことを言ってみると、ポリスはどこかへ行ってしまった。
相手がザ警備員の場合こうはいかなかったかもしれないけれど、注意に来たのはその1人だったので、やはり注意しずらい場所なのは間違いないようだ。歩道ではこうはいかない。

そして、開始10分前くらいだろうか、車道に居る警備員が「合図をする迄は車道に出ないでください」と言い始めた。

なに?っつーことは、合図が出たらば車道OK?

ちょっと慌てて腰をあげ、車道を見ると、車道の左側だけ区切られたエリアができてて、先走った人たちが、そのエリアにブルーシートを敷いている。

その先走った人たちは撤収させられた上で「合図をしたら、前のひとから順に入ってください」とアナウンス。

境界ロープの所で待ちかまえて、合図と共に滑り込む。それでも全然そんな頑張らずとも、そこには入れる感じ。大人数でなければ、ぼちぼち隙間もあるくらい。

そうして、風に乗って聞こえてきたヒロミGOの「3、2、1花火カモーン」のかけ声で始まりました。

いやー、近い近い。
もちろんスタジアム席でなければ見えない低い位置のも幾らかはあるけれど、メインっぽいのは、すごく近くでヒュ〜パパーン!ドドーン!


と、いうことで
ちゃんと庶民様用に無料席のある花火大会でした。
ちゃんと知ってて毎年ここらで見ている人たちもいっぱい居そうだけど、それほど競争率激しくなさそうなのがいいわ。


帰りは駅が混むのに巻き込まれたくないんで、終了10分前にフィナーレを見ず駅に向かう。
駅に到着は18時40分頃だったのだけれど、まだ少し混んでるくらいで、電車も余裕。


来年も行こうかな。