ワークショップ「ちゃぷちゃぷタウン」by 森本千絵

ちゃぷちゃぷタウン

やはりタイトルから推して知るべしか。

ちゃぷちゃぷタウン〜みんなで船になってミッドタウンを冒険しよう!」
8月8日(土)10:00-16:00 東京ミッドタウン5F デザインハブ
講師: 森本千絵、齋藤啓子(武蔵野美術大学
定員: 小学生20名
http://www.jagda.org/information/event/325

フィールドワークでもなく工作系で、朝10時〜16時という1日かけるワークショップ。
内容は・・・・
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夏にちなんで、海、船、冒険、をキーワードにした身体的造形を行い、
ミッドタウン内を船になった子どもたちが海をつくる宝物の「水」を探して歩きます。
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というアバウトさ。後で来た案内メールも、内容についての説明は一切ナッシング。
この日もう1個ワークショップに当選してたんだけど、ちょりっと不安を抱えても、何が飛び出すかわからない期待感からコッチを選択。

現場に行ってみると・・・なんだか年齢層低いなぁ。女子ばっかだなぁ。

確かに個人差はあるにしても、小学生くらいだと明らかに女子の「前に出る」パワーとか、すぐに仲間をつくってパワー増幅とかの能力というか、エネルギーがスゴいのだ。つまりマイサンたる男子は「タジタジ」なりやすい状況。


始まりを告げたワークショップは、どうやらストーリーを、皆でつくって行くタイプであった。

付けひげでメガネなお兄さんがちゃぷちゃぷタウンの市長、その横にお姉さんが秘書。2人はアラブ系の格好をして、大きな身振りでちゃぷちゃぷタウンのストーリーを話し始めます。

で、どうやら「ちゃぷちゃぷタウン」は、ちゃぷちゃぷという言葉が付いてるのに、海が無く、皆で「海」を集める(もしくは、つくる)というストーリー。

で、このあたり&これ以降、肝心の内容に付いてあやふやなのは、今回のワークショップは、基本的には「子ども任せ」で、「親は遠くから見ていてください」というものだったので、遠くからの目線なのです。

(こういうのも先に通知してくれてれば、そのようにスケジューリングしたんだが。しょうがないからヒルズの映画観に行ってました)

で、市長がタウンのお話を終えたらば次は、ダンスというか「おゆうぎ」です。

マイサンはこれが苦手なんだよね。身体を動かすのが嫌いとかでなく、平たく言えばマスゲーム的な「団体演技」が苦手という。

でも、始まってしまったものはしょうがないんで、笑顔で一緒におゆうぎしてる姿を確認して、映画館へ・・・・(だってやることないんだもん)

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スタッフに14時迄は工作をして、それから出航して、東京ミッドタウン内をうろつくと聞いていたので、適度にアルコールを注入しつつ、14時チョイ前に現場へ。

なにやら船らしきものができてるっぽいです。

現場を遠くから見守る奥さんたちに状況を聞くも、やはり遠くから眺めているだけでなので全く把握できていないよう。

全員船を装着して、出航のようです。
装着っていうのは、各自つくったお船を肩から紐でぶらさげて、自分が乗っているような格好になるのです。

とりあえず、出航した子どもたちが行きそうな場所へ先回りしようと行ってみたら、奥さんの一人と遭遇。奥さん曰く「もすぐココに来るはずです」とのことで、待ち伏せてみたが、全然来ません。
周りを探せど、どうやら違うコースに行ってしまったらしく、奥さんと2人で密偵行動を取ることに。
コメディ映画よろしく乗ろうとしたエレベーターのドアが開くと、子どもたちの団体と鉢合わせ。
ササっと隠れて、なんとかゴマカシ(映画だったら抱き合ってキスだよな)、距離を取りながら子どもたちを盗撮。(後で聞いたら、全然気づいてなかったそうだ)
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子どもたちは宝の地図を手にして、「水(の音=ちゃぷちゃぷ)」を探すというストーリーらしい。そして、その水を手に持ったペットボトルに採集するという。

ヘンなかっこうした子どもの団体が歩いてく様は可愛いね。


再び5階に戻って来て、なにやらペットボトルの水に色づけを。


船はいいけど、「単にペットボトルで水集めるだけかいな」とか思ってたんだけど、タウンの市長が皆を集めて、

「集めたお水を高くあげて、振ってみるのじゃ」と、子供たちは両手に持った水が三分の一ほど入ったペットボトルを振ると、ざわわわわわ・・・と、浜辺にいるような音がするんです。

「次は小さく振ってみるのじゃ」

30人ほどの子供たちがペットボトルを静かに振ると、さざ波のような、小川のせせらぎの近くにいるような音が聞こえてくるのです。

ちゃぷちゃぷタウンに海ができたぞー!」

ただ単にペットボトルに水を入れて振るだけのことなんだけど、それを、「海をつくる」というストーリーに乗せ、1人や2人では決してできない「音」を出すという、すごく美しいワークショップの姿を見ました。

最後はちゃぷちゃぷタウンの歌を歌いながらの喜びのおゆうぎです。

後で聞くと、笑顔で踊っていた小三のマイサンはコレばっかりは、しようがなく付き合ってたそうで、おゆうぎさえ無かったら、またこういうのは行きたいけど、おゆうぎがあるならNGだそうで。

それでも10時〜16時という長丁場のワークショップは、子供には大満足だったみたいです。

おまけ:
本当におまけとして、も1個、森本千恵さん企画のワークショップというがありました。
野球帽を被って、箱庭的な「未来の野球場」をつくるという、、

っつーか、野球板に生け花みたいな。

ダイヤモンドドリームズ(セ・リーグパ・リーグが誕生60年を記念)
■期間 :2009.8.12(WED)〜8.23(SUN)
■会場 :東京ミッドタウン
http://fan.npb.or.jp/60th/dd/

で、展示されているそうです。


マイサンはお土産に「楽天」の野球帽を貰ってホクホクでした。



参考:
この時の森本千絵さん

★このワークショップ行くまで、森本さんのことよく知りませんでしたが、イロイロ素敵なお仕事されてるかたですね。

森本千絵オフィシャルHP
http://www.goen-goen.co.jp/

森本千絵さんの手がけた
Mr.Children 「エソラ」PV