ワークショップ「早稲田フィールドサイエンス教室/無料体験会」

アメンボってどんなニオイ?

ボクが住んでる場所って中途半端に街で、中途半端に下町で、うちの近くには虫捕りにいい河原とか、原っぱとかないのよね。
そんな悔しさを埋めるワークショップを見つけたので行ってきた。


早稲田フィールドサイエンス教室/無料体験会
http://waseda.fieldscience.jp/news/detail.php?n=0008


場所は新宿御苑。都内でも大好きな場所の一つ。
集合場所に行くと、たったの3組だった。今から何をやるのかわかんないけど、こういうのは少人数のがよいもんだ。

主催は早稲田フィールドサイエンスという早稲田大学系の団体(?)。
一年を通してフィールド系のワークショップを開いてて、今日のはプロモーション用の無料プログラムなのだ。
実際入会すると、年間約24万というセレブというか、よほど熱心でないと入れん価格の会なのだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/265355/


まずは、林の中でネイチャーゲーム「わたしの木」。

2人1組になって、1人は目隠し。見えてる方が一本木を定め、目隠ししてる子を連れて行く。

そこで、目隠しの子に、木の大きさ、木の感触、匂いを訪ねる。そうしてスタート地点に戻り、目隠しを取り、感触を頼りに木にたどり着くというものだ。
どの子もワリと簡単に木を見つけたんだが、おもしろいのは、先生が「その木を自分の木として、また新宿御苑に来た時にはあいさつをしてください」と。
森にともだちができたのだ。
ボクが子どもの頃は、夏になると山にカブトムシを取りに行ってたんだけど、いつも行く場所は決まっていて、そこには顔見知りともいえる木があった。ただの目印ではなく、その木も自分を待っていてくれてるような。
自然との関係性ができると、自然はぐっと近い存在になるし、自分がその大きな自然の一部という感覚になるのではないだろうか。


そして、今度はのっぱらのような所に移動。

何度も御苑には来てるけれど、こんな所があるなんて知りませんでした。

虫の追い込み漁。

白い布をのっぱらの真ん中あたりに置いて、周りから虫を追い立てるのです。これは、人数がいてはじめて出来ることで、バッタ類がいっぱい追い込まれてました。
そして各自、好き好きに虫取り。

バッタ、カマキリ、キリギリス・・・

捕まえた虫を虫かごに集めて、虫めがねで観察します。

虫めがねは、目の方にくっつけて使うのだそうです。(知らんかった)

カマキリの子どもちゃん。
バッタは口が三画なのは肉食。四角いのは草食。
そんなことを学んだぜ。



池に移動して、「アメンボ釣」

アメンボは、生きた虫に管を刺して体液を吸うそうで、ピクピクと動く蜂の子を糸に結んで、水面あたりに置いておくと近寄ってきます。

蜂の子をチューチューやってる時に竿を引くと釣れるわけです。

そういえば、いままでアメンボ捕まえたことなんてなかったっけ。

そして、匂いを嗅ぐのです。
アメンボを鼻に近づけ匂うと、マイサンは「ポテトチップの匂い」と言いました。
ボクが匂ってみると、たしかに醤油がちょっと香ばしくこげた匂いがするのです。

これは飴のにおい。

だから、「アメンボ」という名が付いているのだそうです。
しかし、昔の人はどうしてアメンボを匂ったのかな。
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その後も森を散策して、蝶々をみたり、イモ虫みたり、カナブンみたり。
森の虫を満喫です。
楽しいのは、先生がとっても「虫」好きなこと。
だから、先頭に立って虫を見つけては、その出会いに喜びながらお話をしてくれます。

最後は、ワークショップらしく、参加した子どもたちで、観察新聞をつくって終了。


虫取りとか、公園散策とか、いつでもできるっちゃーできるけども、なかなかやんないからね。
このワークショップはボクも自然と遊べて楽しかった。
(捕まえた虫たちは、全部リリースしました)


よっぽど余裕があれば、早稲田フィールドサイエンスに入りたいけど・・・庶民にはムリでござんす。


参考HP:
早稲田こどもフィールドサイエンス教室
http://waseda.fieldscience.jp/index.html