企画展「奇想の王国

なんかもっとこう・・・
会場全体がびっくりハウス的なもんだとオモロイけどね。

■奇想の王国 - だまし絵展
6/13-8/16 渋谷 東急文化村ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/index.html


久々に、額縁が整然と並ぶ展示には、けっこうジリジリした。


だまし絵は、たいてい正面から見て、(平面であることの/何か他の絵が見えることの)確認のために横から見たりしたいので、平日の午前中ということで比較的ゆっくり見ることができて良かった。



ドメニコ・ピオラ「ルーベンスの≪十字架昇架≫の場面のあるアナモルフォーズ
中心に円筒状の鏡を置くと絵が見えるやつなんだけども、ホント良くできてた。
でね、この鏡を置く場所に穴の向こうに何か見えてるように何か描いてあるんだけど、スタッフに聞いたら「何かはわかっていないそうです」と。

なんだろね。




歌川国芳 《みかけはこはゐがとんだいゝ人だ》


日本の絵にはユーモアとか、風情があっていいですな。
枠の中のから蝶が掛け軸の外に飛び出し飛んでたりと、庶民に向けたエンターテイメント性を感じました。


で、最後に「声が出ちゃう!」ほどに強烈な一発があったから気分良く会場を後にすることができた。
[%7C]
パトリック・ヒューズ「水の都」


これぞ錯視!という不思議な感覚になり、上下左右からマジマジと見てしまいます。


そんで、以前マイミクの田中さんが紹介してたドラゴンのペーパークラフト思い出して、
http://ameblo.jp/tank-skink/entry-10215122320.html

作ろうと思った。多分原理は一緒だよね。


パトリック・ヒューズは英国人です。
http://www.patrickhughes.co.uk/


あと、「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」はなかなか人気の絵ですね。
探しますと、ネット上にはこういうパロディもありました。



そもそも会場がそんなに広くないんで、あまり「体験」する感じにはならないのはしようがないかな。

マグリットの「白紙委任の森」とか、ダリもエッシャーも観れたし、現代の方も非常に面白く、楽しめました。