展示「手塚治展」@江戸東京博物館

初日のお昼に行って来たよ。
江戸東京博物館でやってる「手塚治虫展」。


思うのは、アレも、コレも、ソレも、まだ読んでねぇや。
その昔、ビートルズを知らない若者にあるミュージシャンが「今から初めて聞くビートルズの曲がいっぱいあるなんて、素晴らしいことだよね」みたいなこと言ってたんだけど、そんな気持ちで、これからも読んでいくぜ!と思ったね。(ちなみに、今は「ワンダー3」を読んでる最中。こりゃ傑作だ。)

展示の中で「ほぇー」っと思ったのは、出演キャラクターのスター名鑑。
手塚さんのマンガってスターシステムって言って、同じキャラがいろんなマンガに出てくるんだけど(アセチレンランプとか、ヒゲ親父とか)、それら俳優たちの所属スタジオと、プロフィール、出演料が描いてある冊子みたいのがあったの。もちろん手塚さんが洒落でつくってるんだけど、なんかもう、こういう部分にゾクゾクくるのな。
http://tezukaosamu.net/jp/character/star_system.html




そいから、行く予定の人へ。

やっぱ会場と同時に、できれば平日狙いですな。
モノが漫画なんで、すぐに人垣ができちゃって、絵画とかと違って、ちょっと後ろだともう見えないんだよね。

あと、最近こういった展示に付きものの音声ガイドも借りて鑑賞したんだけども、手塚眞さんと、アトムと、ブラックジャック、ゲストに藤子不二雄 Aさん出演で、音とモノで情報量が多すぎて、目が回りそうでした。体力に自信が無い方にはお薦めできないかな。

ただ、「マコとミルとチイ」(主婦の友に連載していた自伝的子育て家族漫画)の展示のところで、手塚眞さん自身が「このマンガのようには手塚治虫は家族とは過ごしていませんでした。週に1回か、月に1回帰ってくるくらいでした」と淡々と語り、なんだか泣けてきちゃうんだな。

そういうのもあって見終わったらばヘトヘトでした。

写真:何に使うかまったく用途が見えないけど、(修学旅行的に)うっかりして買っちゃった「ブラックジャックてぬぐい」



手塚治虫
4月18日(土)〜6月21日(日)両国 江戸東京博物館/一般 1,300円
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2009/0418/200904.html