展示「ドラフト展 ブランディングとアートディレクター」
銀座グラフィックギャラリーでやってる
「ドラフト展 ブランディングとアートディレクター」
3月6日(金)−3月30日(月)銀座グラフィックギャラリー/無料
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
に行ってきた。
好きでイロイロ広告系の展示会とか行ってんだけど、別に雑誌コマフォトとか、広告批評とか、ほとんど読んでなく(博報堂が出してるズバリ「広告」という雑誌はよく読んでるんだけど、そこには誰がどんな広告作ったとか出てないんだよね)いわゆるArt Directorとか、Creative Directorとか、あんまり知らないです。人の顔も名前も覚えが悪いし。
なので、今回見に行ったDRAFTとか、宮田識氏とか、恥ずかしながら初めて聞く名前で、ひと目的で行ったわけではなく、たまたまggg(銀座グラフィックギャラリー)の前を通ったらば、広告系の展示なんで入ってみた。
そしたら、展示会開くだけあって、相当メジャー級のオシゴトをされてる方々でした。
そのどれもが、ダイナミックな画づくりに、ダイナミックなコピーでのダイナミックな構成。それが、ギャラリーの壁の四方にプロジェクター上映されていて、非常にエネルギー量の高い映像/グラフィックに取り囲まれている状況なわけで、ここ最近でもすごくよい体験だったな。
で、プロジェクター上映されている作品の横に、書籍からの抜粋が置いてあって、そこの言葉も、これまた非常に「力」があるんだな。
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このまま行くと、とんでもなく質の悪い社会になる。遊びの余地がどんどん無くなっているのだから
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イメージを複写する
例えばケーキを撮影しなければならないとします。
プロのカメラマンなら、みんな綺麗に撮影します。
しかし、技術があるといって、おいしくは撮れない。
「このケーキすごくおいしそうだ」と、思った気持ちまで、そのまま写すのは難しい。
頭に思い描いたイメージをそのまま複写すると、個性が自ずと現れていく。
イメージが個性。
イメージを加工するための技巧が個性ではない。
デザインとは「思い」を複写すること。
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いつもは、そんなことはしないんだけども、思わずメモしてしまった。
このドラフトの宮田氏は、若いデザイナーに「デザインするな」と厳しく叱咤し、時には持って来たデザイン画を目の前でビリビリに破くほどにキビシイ人だそうで、さらにパネルには「自分が良いよいと思うものしか仕事をしない」とあった。
そんないろんな意味でキビシイ人って、仕事が来なくならないのかな?と素朴な疑問があったのだが、たまたま、この宮田氏と、盟友のコピーライター広瀬正明氏のギャラリートークを拝聴する機会があり、言っておられたのが、
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仕事がない時には、街(銀座)に出るんですよ。家に居たらお腹がすくだけだけど、街に出れば、何かにぶつかるから
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「(先方から)電話が来る前に、(コッチから)かけろ」
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実際、お話しする姿はやわらかい口調で、そこにはピリっとしたものはなかったのだけれど、その内容は、どれも一本筋が通って、しかも、「それが人生楽しく生きるコツ」と言うような、ずいぶん大きな器を感じた。
ここ最近感じるのは、「ものづくり」のスゴイ人たちって、自分の「素直なきもち(感動)」を、どれだけストレートに出せるかに、人並み外れた努力をしてるんだよな。
あと、モスバーガーが一番美味しく、元気だった頃の
フリーペーパー「モスモス」
とかもやってたそうです。
大好きだったなー、この頃のモスも、モスモスも。