文化庁メディア芸術祭(13th)の歩き方
六本木は国立新美術館で開催中の第13回 文化庁メディア芸術祭に行ってきたよ。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/information/
年に1回やってて、インタラクティブ物はいろいろ楽しめるし、見逃してたオモシロ映像が見られることも多くって、毎年かかさず行っております。
・・・が、なんだか今年はインタラクティブモノに元気が無かったのです。印象としては「半分ゲーム!あとマンガ。」・・・に見えちゃったんだからしょうがない。
でもね、それでもちゃんと楽しめます。
「文化庁メディア芸術祭(13th)の歩き方」
★ iPhoneユーザーの方は必ず公式ナビゲーションアプリをインストールしていきましょうhttp://itunes.apple.com/jp/app/jmaf-navi/id348595132?mt=8
なんと、このアプリ入れていくと、作品の説明はもちろんのコト、自分がどこのエリアに居るのかわかっちゃうのです。&Twittreに即つぶやけるようになってんので、なんか楽しい。
0)可能な限り、午前中に行きましょう
★美術館にはたいてい100円が返って来るタイプのロッカーがあります。荷物や上着はロッカーに預けて身軽になっておきましょう。
★な!なんと今回から撮影禁止。知らずに撮影しちゃってる人もそりゃいるけれど、ダメなんですよ。今回は。
無料の展示会なんで、そんなガツガツした人少ないワケで、午前中といっても、10時開場なんで、ほんの少し早めに行くだけで、かなりガラガラです。開場と同時に入れれば、勝ったも同然です。会場を待ち構えて並んでる人なんてボクくらいしか居ません・・・。
1)1回の体験時間が長いものから攻めましょう
★会場パンフ類は貰わずに進みましょう。いろんなトコで邪魔になります。パンフ無くても全く無理なく回れます。
気になって来たらパンフ貰いましょう。
2)「見るだけ」の展示は後回しにして、1人づつの体験になる展示を先にやってしまいましょう
・・・でもね、今回体験型がとっても少ないもんなあ・・・
唯一行列ができる前に体験すべしはコレ。しかも朝は状態が一番綺麗なので、一番綺麗な景色が見えるのです。
A)Nemo Observatorium
コレ、すぐに充電切れて調整中になっちゃうんだけど、空いてたらヤったら楽しい。
でもあんまし、デキがよくないので思ったようには楽しめないのだけれど。
B)Mr. Lee Experiment
人があんまし居ない、周りが比較的騒がしくない時に音を聴きたい。
非常に高度な技術に裏打ちされた、純度の高い音です。
C)ベアリング・グロッケンII
1日に何度か実演ライブを演ってるので、その時にはぜひ直に観て、音を感じて欲しい。
装置のガジェットもソレっぽく、'80sサイバーパンクな気分です。
光が凄くて、音が凄いので気分が悪くなったりもするのでムリは禁物。
D)Braun Tube Jazz Band
3)わからないコトはスタッフや作者に素直に聞いてみましょう。特に多くの作家さんたちは、嬉々として作品の説明をしてくれます。Braun Tube Jazz Bandの和田 永さんは、すごく気さくに作品の仕組みや、人体への影響を話してくださいました
以下の4つはメディア芸術祭の作品ではなくって同じフロアでやってる「最先端ショーケース」と「学生CGコンテスト」での作品なんだけれど、今回はこいつらもキチンと楽しまないと元取れない感じなのです。(入場は無料だけどね)
コレは凄い!光を掴むことができるんだぜ!「メディア芸術祭」作品じゃなかったけれど、コレが一番興奮した。キレイだし。
E)Rokuro-2
自分の顔を写真で撮ってもらうと、立体的に動き出してカエルの合掌を歌い出すぞ
F)Active Snap Shot
ギアの組み合わせでループ音楽の組み合わせが変化してどうこう鳴る。楽しい!
G)Jamming Gear
ゲームなんだけどね。出てくるのがエビとか、カニで、脱皮したりするんよ。
H)NEO AQUARIUM-甲殻王-
4)そして、ゆっくりと、観たいモノを観ていこう
人それぞれ、各所で上映されてるPVとか、映像とか、写真とか、WEBとか、あと、マンガも読み放題だし、興味の赴くままに。
で、ボクが特にオススメしたいのは、、(別にオススメしなくても目に入ってくるけれど)
でもね、実はコレ、デカイプロジェクター上映観てみると、
あらためて以下のようにYouTubeで観るのが一番刺激的だと思った。
映像にはそれが流れる相応しい、場所、サイズがあるんだなと。
i)日々の音色
とっても電気グルーヴのミュージックビデオらしい楽しい作品
J)Fake It!
コレ本当に遠距離恋愛をしてる二人が出演してて、じーんと来るんだけど、会場で最後まで見ててオチでドン引きしてたオバちゃんが居た。
K)Love Distance
amazonで980円!なメディアアート。
L)YUREX by 明和電機/面白法人カヤック
M)Tuvalu Visualization Project
是非GigaZineで紹介されている以下の記事を読んでから体験して欲しいです
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100204_jmaf2009_tuvalu_visualization_project/
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というワケで、アート部門の大賞作品には全く触れたなかったり、マンガ・アニメにも触れてないですが「歩き方」は以上です。
で、感想は・・・・、
うーん、きっと自分が過度に「インタラクティブ」なモノに期待をして行ったので、あんまし展示自体はよくなかったんよね。
ただ、今回はシンポジウムとか、講演がやったら充実しているんで、いまから行こうと思ってる人たちは、そういうのを公式ページでチェックして行くといいよね。
例えばアニメ部門で大賞をとった「サマーウォーズ」(まだDVD出てないよ)なんかの上映もあるけど、前回の上映時は10時5分で整理券が無くなっていたので、特に「サマーウォーズ」目当てにする人は、30分前には行かないとダメみたいよ。
ちなみに、ボクは「東京マグニチュード8.0」を観て号泣。生の宮本茂さんのシンポジウムを観て感激!でした。
まあ、今回は宮本茂さんのシンポジウムを観れたんで、すべてがOKかな。
■第13回 メディア芸術祭
2月3日(水)〜2月14日(日) ※2月9日(火)は休館 六本木 国立新美術館
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/information/
★ちなみに昨年の記事はコレ
「文化庁メディア芸術祭(12th)の歩き方」
http://d.hatena.ne.jp/szkx/20090209