ワークショップ「どこまでだって行けますCAR!?」を作ろう!!

これは是非とも夏休み中にあって欲しかったワークショップ。
自由工作としてはうってつけだからだ。

■◎描く→バラバラにする→組み立てる◎ グーンと走る「どこまでだって行けますCAR!?」を作ろう!!
9月12日(土)13:00-15:30
[場所] IID 2階 studio school
[持ち物]なし
[参加費]1,500円 [定員]10名
[講師] 外村友紀 [主催]Yellow Pony+IID
http://www.r-school.net/program/workshop/post_470.html

元池尻中学校だった、池尻ものづくり学校の、元調理実習室でありました。


じっさい、この夏には幾つかの工作系ワークショップに行ったが、その多くはあらかじめ「キット」が組まれていて、基本的なカタチはどの子のものも同じで、表面の色や飾り付けをそれぞれ自由にやるっていうものだった。きっとそれは、たいてい1時間くらいという制限の中ではいたしかたないのだろう。


今回のワークショップは、基本的な最終形と作業工程はあるものの、たっぷり2時間半あるため、できあがりはとても個性が出ていた。しかも、クルマとして走るというのが秀逸。


1)アクリルガッシュで好きな画を描きます

画をいきなり自由に描くのはモチーフを思いつくのが簡単ではないので、先生は「どこに行きたい?」という質問を投げかけたりして、画のモチーフを引き出します。「どこにでも行けるCAR」だから、いきたい場所をモチーフに。

双子の1年生の二人は夏休みに行ったキャンプの思い出。小3のマイサンは潜水艦。周りの赤い色は血の海だそうです。・・・子どもは基本的に一筋縄ではいきません。



2)板にクルマを付け、芯となるゼラチン紙を付けます。
マイサンは、クルマに色を付けるために、板にクルマを付けるのは後回しに



3)画の裏にボンドを塗りたくり、メタルカラーの色紙を張ります(これのおかげで、あがりが綺麗になります)

4)画をチョキチョキと切って、クルマの本体に貼っていきます。

立体的なコラージュを、自分が描いた画でやる感じ

5)走らせてできあがり

会場の池尻ものづくり学校の、元調理教室は、平らな床に広い空間。

みんなのCARは、びゅーんと、気持ちよく走っていました。


おともだちのつくったCARには羽根が付いています。


先生は、ずっと子どもたちの工作をフォローするために、机をぐるぐる回って話しかけたり、アイディアを引き出したり。
こどもたちも大満足な素敵なワークショップでした。

潜水艦の裏。幽霊の乗組員が乗ってるそうです。


もーっと、たくさんの子どもたちが来たらいいのに。こんなにいいワークショップだったのに、2組3名というのは残念すぎです。
多分夏休みが終わって、親の方が疲れちゃってんだろうな。

双子はシンメトリーです。


◎参加のしやすさ
★★★ 時期的なことかな。コレが夏休み中だったら競争率高いと思われる
◎熱中度
★★★ 描きたいモチーフが見つかれば、とにかく描いて、切って、組み立てなきゃなんないから
◎終了後の満足度
★★★ 家でも遊んでます
◎またあったら行きたい度
★★★ お絵かきが好きなおともだちを誘っていきたいです

とのむら先生とパシャリ。

楽しいワークショップをありがとうございました。



★外村友紀(とのむら ゆき) / Yellow Pony主宰
2000年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、独特の色使いと偶然性の強い線を用いた絵や立体作品を発表。また、2004年より子どもワークショップ活動を開始し、2008年子どもワークショップ空間Yellow Pony設立。ユニークなプログラムで人気をよんでいる。