ワークショップイベント「丸の内キッズフェスタ」

でかいイベントにはショーモナイモンもいっぱいあるけれど、オモロイもんもちゃんとある。でも人大杉はホント苦手。

2009/8/11(火)/12(水)/13(木)
丸の内キッズフェスタ 東京国際フォーラムで夏休み
http://www.t-i-forum.co.jp/kids_2009/


たっくさんのの企業、団体、が協賛、協力する、夏休みの子ども&その親に向けたワークショップイベント。

いたるところに「五輪招致」で、牛乳や、米国牛の宣伝が溢れている、あからさまにやらしいイベントでは、あるけれど、多分50以上のワークショップがあって、例えば・・・

■宇宙服を着てみよう!(所要時間1名10分)
楠瀬誠志郎のキッズヴォイストレーニン
■おおかた静流「でんでらコンサート」
■世界にひとつだけのカップヌードルを作ろう

なんつー、子どもにさせとくにゃMOTTAINAIメニューもあって、なかなかにたのしそうなのだ。


参加するには1ヶ月前に応募して抽選に当たると参加できるものと、当日先着順でできるものと、後は整理券が出されないものの3種。

7月中に応募したのは、、、
■スポーツ塾「体操」(逆上がりができるようになるゾ)
■「火天の城」試写会
■いろんな楽器を吹いてみよう
■積み木でまちをつくろう(百年の歴史を支えたつみ木できみの未来を築く)

の4発。
で、発送を持って当選発表とする結果、当選したのは一つだけ。
「積み木でまちをつくろう」

とりあえず、当日整理券の配布が朝の10時と、12時半にあるということなので、余裕をもって12時ちょい前に行って並んで、余った時間で、オリジナルのカップヌードルづくりでもしとこうかと計画してたらば・・・・

あらまぁ!すでにエライ行列。さすが東京名物。
狙いは、、、
■トランシーバーでクマちゃんを探そう
それがダメなら
■宇宙服を着よう
だったんだが、その2つは早々にソールドアウト。しかたなく、
■貯金箱ををつくろう
の整理券をゲット。

行こうと思ってたオリジナルカップヌードルは、3時間待ちとの情報を得てメゲました。

お昼を近隣のお好み焼きで済まし、整理券の要らないブースをフラリと回り、14時半〜の
■貯金箱をつくろう
の部屋へ。

切り取り線、山谷線付きの型紙を組み立てて、色をサインペンで塗っていきます。サインペンなんで、ベタ塗りには時間がかかります。

隣に座った奥さんが、オリジナルカップヌードルを持っていたので、4時間かかった苦労話や、4人の子ども話を聞いてるうちに1時間過ぎ、貯金箱はジオング位(80%)には完成しました。

・・・・しかし主催の「東京都金融広報委員会」ってなんやねん。


そこで会った奥さんも16時からの
■積み木で町をつくろう

に当選してたということなんで、皆で地下1階の赤い絨毯が敷いてある会場へ。

年に40回ワークショップを開いているという人たちということと、昨日、今日6回目のワークショップということで、超手慣れたものです。

積み木のお兄さんが進行役になり、積み木のおじさんが、村長のように積み木の話をしていきます。

もちろん、みんな積み木がしたくってしたくって堪らないのだけれど、積み木おじさんは、皆で積み木をしていくための簡単なルールを教えてくれるのです。
積み木は三種類。
楽(らく)つみ木といって、正方形、長方形、台形と三つの種類の組み合わせ。
台形があるのでアーチや複雑な形が積めるもの。
崩しながら、助け合いながらやりましょう。ということで、レッツスタートなんですが、、まずは子どもたちが1列に並べられました。
そして「今回は特別に、混じりたい大人の人が居たら、混じってください!今がチャンスです!」と声がかかりました。

てっきり、一緒に積み木ができるのかと思い、一緒に並ぶと、「そのまま寝転がって目をつぶってください。何があっても、目を開けてはいけません」と言われるのです。

何が起こるんかと思いきや、バラバラバラと、身体に当たるのです。
今から使う積み木達が身体にふりかけられていきます。

(画像は木楽舎HPより http://www.kirakusha.jp/

そして、めをつぶったまま「積み木を手にとって、においを嗅いでみてください」と言われるがままに、匂うと、ヒノキの温かないい匂いがするのです。

そうして、3万1コを使った積み木スタートなのです。(そして、まずは大人は見てるだけ)

まずは自由になんでも。
そのうちに「今から真ん中に新幹線が通ります。新幹線の窓から見えるものをつくってみてください」と積み木おじさんが言い、賛同する子たちは、駅や、街並み、森をつくっていきます。



そして「大人達も入ってください。子どものそばにいるのか、遠くにいるのかは自由です。お花畑や、クルマをつくってみてください」

積み木が足されてお題がふられます。


ショベルカーをつくってみた。

そうして、大人も入って皆でつくっていると、3万コの積み木でも足りなくなるのです。
そうすると積み木おじさんは「足りなくなったら、どうする?もしも、自分がつくったのを崩して、誰かにあげてもよい人がいたら、ぜひそうしてください。そして、つくったものを繋げてください。1人ぼっちをつくらずに、隣の誰かと繋げてください。それはとても良いことです。」と促します。

ボクのショベルカーは、建物ではなくスタンドアローンなブツなので、早々に崩しました。誰かの壁や歩道になったことでしょう。

途中抜けだし、上から写真を撮りました。

こんな状況です。3万個のピースが最後には1ピースの余りもなく使われてしまうもんですな。
時間が来て、すべての積み木達がつながり、終了。
いったん皆で、赤い絨毯の端により、外側を向いて30秒。其の後一斉にできた「積み木の街」を見るのです。

そして、積み木おじさんは、1人の子どもを紹介しました。
「実はこの子は応募しても当選しなかった子なんです。でも、今日会場に来て、私に言うのです。どうしても積み木をしてみたい、と。なので、おじさんは、この子は友だちだからと、会場に入れて貰って一緒に積み木作りをしました。実は私のお友達として、ココに居るひとが何人か居ます。1人でも多くの人にやってほしいから。やりたいと思う人にはやって欲しいから。」

そういうと、積み木おじさんは、その子に「カラダを伸ばして、足と手を伸ばして」と言ってを抱えると、積み木の町を駆け回るのです。


そう、その子は飛行機となって、積み木の町の上空を飛んだのです。

世界は案外悪くない。
そんなことを、そこに居る子どもたちが感じてるといいな。
そんな風にグっと来たワークショップでした。


木楽舎
http://www.kirakusha.jp