ウォーリーのエンドロールに涙
ピクサーの新作「ウォーリー」観て来たよ。
「アガリ」がよいせいなの?眠くなる・・・
PIXER社のつくる映画は、1作ごとに明らかに「アガリ」が良くなる。
情報(画の精緻さだけでなく、動きや反射の精緻さも含めて)量がその度に増え、実写の持つ情報量に近づいているのか、それとも越えているのか?(机上で考えれば越えることはないんだけども)
で、実はなんだかマイってしまった生理現象があってね。
非常に精緻なCGIの世界をずーっと観てると、なんだか眠たくなるんだな。
なんていうんだろ、すべてが滑らかスムーズ過ぎるというか。
で、ストーリーの急展開で、後半はバッチリ目が覚めたんだけども、多分それは「画」よりも「展開」に気が行ったからじゃないかな。
3D映画もきっとそうなんだけど、どうも脳の処理能力ってのをスゴイ酷使してんじゃないかな。うーん、うーん、他に眠くなっちゃったヒトが居れば話をしてみたいもんだ。
カメラワークとかもスゴイよ
特にカメラワークは、ぜひ全てのカメラマンに観ておいて欲しいと思ったくらいに素晴らしかった。制約がなくなっていくというのはこういうコトかと。
そして、ほとんどコトバに頼らない映像展開にPIXERの、アニメーションというよりは、映像全般へ「挑戦」している魂をひっしひしと感じざる。
実は一番魂をくすぐられたのは・・・
で、涙腺を刺激されたのが「ウォーリー」のエンド・ロール。
人類のアートの歴史でもって、本編のその後を描いていく。洞窟の壁画から始まり、エジプトっぽい画から油絵、点描画、そして辿り着くのは初代ファミコンの8bitスタイルのコンピューター・グラフィックスなのだ。
映画の主題と、アートの歴史が見事に重なり合うこのエンドロールにかなり感動した。(涙ってのはおおげさなんだけどね)
あと、出てくる未来の造詣がEVEも含めてジョナサン・アイブがデザインしたみたいなんよね。ウォーリーの(再)起動音がMacってのもよかったけども、全体に流れる造詣のアップルっぽさが、キチンと未来的なるものの中にマッチしてて、なんだか観てて嬉しくなってしまうのでした。
オマケ:小2の感想