ホームの先端

szkx2005-01-28

「只今ホームの先端に人がいたため、電車が急停車しまして大変ご迷惑おかけしました。確認がとれましたので・・・」

なんとなく何度か聞いたことのあるフレーズ。
昨日の夜、「ホームの先端にいる人」を見た。

ネジが外れたように警笛を鳴らしっ放しでホームに入ってくる山手線に気付くと、中途半端なところで電車は停まってしまった。
「なんだろう?」そこに居合わせた人すべてが思ったことだろう。そしてボクは見た。ホームの端の、「立ち入り禁止」の柵の向こうで立ちションをする男性を。
彼の目の前で電車は停まっているので、乗客の何人かは至近距離で彼の放尿を見たのだろう。
彼等は腹を立てただろうか?笑っただろうか?

件の男性は用を済ますとホームの反対側の電車に、逃亡犯よろしく乗り込み、電車とともに去って行った。
酔っ払いのサラリーマンだった。まるでわかってない感じなのか、わかってしまい恥じているのか、赤ら顔でうつむいていた。

ボクも昔飲み過ぎて、気持ち悪くなって地下鉄を降り、反対側のホームから線路へゲーゲーやったことがあった。
すべて出し切り安堵の気持ちで横を見ると、地下鉄のライトが目の前に(体感距離5m!)。
あやうく首が飛ぶところでした。

これから車内放送で「ホームの先端に人が・・」と聞くと、その理由を知り一人ほくそ笑む。

(写真に写ってる顔が駒込駅で5分間山手線を停めた男性です!ハリウッド映画なら3日で解析して犯人の顔が鮮明になっちゃうのでしょう)